ワイワイガヤガヤアクセシビリティ ドットコーダーセッション5
10月16日にアクセシビリティをテーマに勉強会を行ないました。
スピーカー
- 持田さん(@motchie, アルファサード)
- あらたさん(@aratakojima, NPO法人しゃらく)
- みるくさん(@milk54, White Stage)
当日のおおまかな流れ
- 持田さんのセッション:10分
- みるくさんのセッション:40分
- あらたさんのセッション:40分
- グループディスカッション、質疑応答:80分
みなさんのセッション内容
- アクセシビリティ・イントロダクション(持田さん)
- タイトル通り「アクセシビリティって何?」というところを持田さんにお話していただきました。アクセシビリティというと高齢者や障がい者のための、という意識の人は多いんじゃないかと思うんですが、いかにして私たちがつくったものを多くのひとが気持ちよく使ってくれるか、ということなんですね。イントロダクションとしてすばらしいセッションでした。
スライド(PDF) - 優しく 楽しく 幸せに アクセシビリティ(みるくさん)
- 音声ブラウザではどのようにサイトを読み上げられるのか、というのをなかなか普段検証したことがある人は少ないとおもいます。「ちゃんとしたHTMLを書く」というのがいかに大事かというのがよくわかるセッションでした。セッション中、音声ブラウザ(リーダー)のトラブルなどもあったのですが、もしかしたら普段これらを使っている人でも、こうしたトラブルが起きたりしているのかなぁ、なんてことも思いました。
スライド(PDF) - Caption is Fun!
- 動画のキャプチャというあんまり皆さんも手を出していなさそうな、新鮮で面白いお話でした。キャプションも聴覚に障がいがある方のための、というわけじゃなく、音声が聞けない環境においても良い対応で、またテキストデータ化されていることで検索エンジンなどにも拾われるなど、いろいろな側面でメリットがありますね。
スライド(PDF)
グループディスカッション&質疑応答
ワイワイガヤガヤということで、最後に長めの時間をとって、グループ別に今回の勉強会の振り返りや、普段のアクセシビリティ対応の話、そして今回のスピーカーのみなさんへの質問などを考えてもらいました。
ここで出てきた質問の一部と、事前に参加者からいただいた質問をいくつか抜粋します。
- JavaScriptでつくられたDOMコンテンツの内容は音声で読み上げられるのでしょうか?
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- それが読み上げられることは期待しないのがいいと思います。現時点では。(持田さん)
- 自分が知る限りはケースバイケース。書き方によっても、UAによっても違う。気になる場合は手元のUAでチェックするのがよいかと。(あらたさん)
- そもそもどのくらいアクセシビリティを重要視せねばいけないのか?
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- 用途が決まっているWebサイトなら意識しないこともあると思いますが、ユーザーが特定できないサイトでは、基本的なことは配慮しておいたほうがいいかなと思います。(持田さん)
- HTMLをvalidateして当たり前だと思うくらいにはやってもいいかなと思います。(あらたさん)
- 知識は得たけど、実践まではいけない(時間的なコストの理由などで)どうすれば「やろう」と思えるか?
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- ワークフローにアクセシビリティのフローをいれる。チェックリストをつくって、それをクリアしないと次のフェーズに進めないようにする(あらたさん)
- リンクテキストの文言はどうするのが良いか?
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- 飛び先が正確にわかるように書いてください(みるくさん)
- リンク先の目的が分かるようにしましょう。 http://www.ciaj.or.jp/access/web/docs/WCAG-TECHS/H30.html(持田さん)
- 音声ブラウザのためのショートカットアンカー、設けていますか?これも僕は面倒で設けてないことがほとんどです。
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- 仕事でコーディングすることは今までになかったのですが、これを頼りにしている人がいる可能性があると思うので、現状は設定した方がいいのかなとは思います。(持田さん)
- 設けていません。音声ブラウザのみに配慮するのはアクセシビリティではないと思っているので。(あらたさん)
- 設けてます。(みるくさん)
- 画像の直後に、その画像のaltと同じテキストがあるような場合でも、アンカーリンクの場合、画像のalt属性は必須?例えば何かの写真のキャプションとか。
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- リンクだとaltテキストを入れないといけないので、2度読みになってしまいます。なので、画像とキャプションをa要素で囲みaltの値を空にするのがベストだと思います。(みるくさん)
参加者の感想(一部紹介)
- やろうと思ってて全く手をつけてなかったアクセシビリティが新鮮で、参加者のモチベーションが高かったので、すごくいい刺激になりました。
- 音声ブラウザなど、言葉で知っていても実際どういうものかわかっていなかったので大変勉強になりました。
- 持田さんの分かりやすい導入も、みるくさんの音声読み上げ聞き比べも、あらたさんの動画のcaption考も、「知ってるつもり(机上で)」な部分がかなりクリアになりました。
- 今回の勉強会がwebアクセシビリティが根付く・広まるきっかけの一つとなれば素晴らしいと思いました。
- ディスカッションに関しては、グループごとの討議をもっと共有できる形がいいなあと思いました。
- 取り扱っていただくテーマによって参加される方が違い、専門の方とお話させて頂く機会がもてて、とっても勉強になりました!貴重な機会となりました。
- いつアクセシビリティガイドライン対応と言われてもいいように準備しておかないといけないですね。
- 最新技術、とんがったテーマももちろん魅力的なのですが、こういった普遍的なテーマがやっぱり一番面白いものだなあと思ったり。
あとがき
この勉強会の企画のときに「アクセシビリティ」というのが難しくて固い、重いんじゃないか、ということで人も集まりにくいかもしれないとおもっていたのですが、今回は定員を超える勢いで参加者が集まりました。そのアツさは最後のディスカッションでの各チームとも盛り上がってた感じに現れてましたね。またスピーカーお三方にも、「ゆるふわで」という無茶ぶりにも関わらず、アクセシビリティをしっかりと考えたくなる、わかりやすい内容でお話いただいてありがとうございました。







